Lonworks とは
LonWorksは、米国エシュロン社により開発された従来の集中制御とは異なる知的分散制御技術です。
現在、ビル設備管理分野を中心に普及が進んでいます。
既存システムとの比較
従来のシステム(集中制御システム)
- 従来の集中制御システムでは、全ての機器を、それに繋がる制御盤が管理し、制御する仕組みです。通常、制御盤の 仕様は非公開となっています。
- 特徴:
制御盤に障害が発生すると全ての機器に影響を与えます。
集中型配線の為に、膨大な配線と配線工事費用が必要。
機器を増設した場合、配線・変更が大変。
制御盤の仕様に適合した機器しか使用できません。
(通常は1社のメーカーにシステム全体が拘束され、価格が不透明に・・・)
LonWorksを導入したシステム
- LonWorksを導入したシステムでは制御盤が不要となり、機器自身が入出力判断・情報伝達を行う知的分散制 御を用います。またハードウェア・ソフトウェアの仕様は公開されています
- 特徴:
制御盤が不要なため、システム全体が停止するリスクが減少します。
全ての機器を1本の線で結ぶことが可能なため、配線コストが抑えられます。
増設等の変更が簡単。
公開されている仕様に適合した様々なメーカーの機器の中から自由に選択することが可能です。ランニング結果的にコス トが削減されます